2009年10月18日

レユニオン島の廃線跡

以前触れましたが夏休みの行き先が、南の島でした。
アフリカはフランス領のレユニオン島とモーリシャスです。

レユニオン、どんなところかと言えば「フランスの沖縄」でしょうか。
リゾート地としてはすごいんですが、外国人観光客はあまり来ない。
アフリカにあるだけに、肌の黒い人の比率が高いけどやっぱりフランス。
知名度もそれなりで、日本人で行くのは火山学者とパラグライダー競技者と
濃いバックパッカーとモーリシャスついでに足を延ばすリゾート&
ダイバー関係の人などでしょうか。フランスだけにODA関係者なども
いない模様です。その結果か、完全なフランス語世界でした。

私ですか?ただの旅行ヲタ兼鉄ヲタですが何か?

とはいえ、「どんな僻地でもフランス」なだけのことはあります。
高速道路は都市間ではある程度整備されているし、車保有率も
高いために都市部では渋滞もある。それゆえに、現在この島では県庁所在地の
サンドニ(Saint Denis De La Reunion)空港から市内を通り、
高速バスで1時間半の距離にある西部の観光都市サンピエール
(Saint-Pierre)の間にLRTを敷設する計画を真面目に進めてます。
(LRTサイトはこちら。昔のレユニオン鉄道の写真等もあります)

もともとのレユニオン島の鉄道は1960年代には廃止されており、
跡形も残ってないものだと思ってました。
どっかで観光用に残されてないかなと思い外国語サイトで探すも、
英語ですら全滅。かろうじて英語版wikipediaに、フランス語サイトへのリンクが
あったので、それを頼りに行ってきました。なので、たぶん本邦初公開です。
(フランス語で良ければ、wikipediaにそれなりの量の記事があります)
行ってみたいという人がGoogle等で引っかかる可能性も考えて、
訪問方法等も細かめに書いておきます。

まず最初に、島の観光協会が入っていると英語版ガイドブックに
書かれている建物へ行ってみると、それが元のサンドニ駅を改装したものでした。
サンドニ駅跡1.jpg
ちなみに、ガイドブックが間違えていて観光案内所はここではありません。
最初は気付かなかったのですが、この建物の看板がなんか不思議。

サンドニ駅跡3.jpg
看板。ちなみに背景のバスが後述する長距離バス。
鉄道らしいモーターカーの絵と、フランス語で駅を意味するGareの文字。

サンドニ駅跡2.jpgサンドニ駅跡.jpg
もしやと思って探してみると、駅のモニュメントとしてかレールが残されてました。
ついでに、案内所の隣の建物も鉄道遺産臭満載です。

次に、上記サイトに乗っていたLe Grande Chaloupeに向かってみます。
地形がかなり険しく、ほとんど断崖絶壁の下に小さな谷があり、そこにGland Chaloupe
の駅と集落がある感じです。(廃線跡はずっと絶壁の下)。
「詳しい地図で見る」から拡大していただければ駅周辺が俯瞰できます。

サンドニからは、レンタカー(マニュアルのみの上運転が荒いので勧めません。
私は運転してみて断念しました。また目的地がしょぼくて見落とす可能性もあります)
かLe Possession方面行の長距離バスC2(40分間隔くらいで運行)で15分くらい。
レユニオンの長距離バスは行き先を先に告げて切符をもらうタイプなので
「Grande Chaloupeで教えてほしい」と先に言えば大丈夫だと思います。

高速道路上のバス停で降りると、赤いレンガ作りの建造物が反対側に見えます。
バス停は川沿いにあり、川に沿って高速道路をくぐるとLe Grand Chalopeの
集落(推定人口20人くらい?)と公園のような駅に到達します。
公園といっても、北海道の廃線跡にある整備の行き届いていない
鉄道公園みたいなものを思い浮かべて頂ければ結構です。

Grand-Chaloupe駅2.jpg
とりあえず、Le Grand Chalop駅舎
中は集落の歴史(1900年開拓とか)の展示となっており、鉄道関係はありませんでした。

Grand-Chaloupe駅3.jpgGrand-Chaloupe駅1.jpg
左側の線路はサンドニ側を、右の橋はサンピエール側を撮っています。
どちらもここで線路は終了。その距離200メートル位でしょうか。
ちなみに、線路幅はメーターゲージのようです(某匿名掲示板のご指摘による)。

Grand-Chaloupe駅5.jpgGrand-Chaloupe駅4.jpg
車両の収穫もこれだけでした。
金網越しにしか見れないのは残念なところです。

ということで、正直なところがっかりスポット感は否めません。
私自身も、1時間滞在予定が20分後のバスでサンドニに戻りました。
せめて車両に触れれば、というのが感想です。

次の日、同じ長距離バスでサンピエールへ向かったのですが、
いくつかの川で廃線跡と思われるアーチ橋を進行方向左手に見ました。
レンタカーで下道ドライブなら、訪問できるかもしれません。。。

サンピエール駅.jpg
サンピエールの港近くに、こんなカフェがありました。
「Cafe de la Gare」(駅カフェ)となっている、建造物の色も似ている、
などの理由でおそらくここがサンピエール駅なのではないかと思いますが、
周辺にモニュメントやレールの類は見つかりませんでした。

レユニオンバス券.jpg
本業は切符ブログなので、何かということでサンピエールの市バスの乗車券です。
フランス本土にあるタイプと同じで、利用時に日付を刻印して使います。


posted by 常緑樹 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(1) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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