2010年08月18日

神鉄の株主優待券

どうも神鉄粟生線が危機的な状況にあるようです。
乗客数はピーク時(1992年)の半数以下、年間10億円の赤字が続いており
このままでは路線存続すらどうなるかというレベルだそうで。
地方私鉄ならともかく、数年前までは「準大手」の一角だった神戸電鉄での
その状況は信じがたく、未乗だったこともあってとりあえず行ってきました。
(以前、加古川線の記事で紹介した「トラベラーズ・ノート」様のブログ、
まくら木日記」さんに詳しい記事と解説があります)

大学時代の専門に近いこともあり、郊外型「限界ニュータウン」の類については
個人的に強い関心を持っています。神鉄粟生線沿線についても、複線化の部分供用や
粟生線列車の15分ヘッド化が進んだのが1989-91年。その後の停滞は団塊世代の
作り上げた「黄昏ニュータウン」とその後の世代交代という茨城あたりでも見られる
ような状況が原因なのかと思っていましたが、どうもそれだけではないようです。
それならと、休みの取れたある5月の月曜日に実際に乗車してみました。
(なお、神鉄が好きな方は今日の記事は飛ばして頂けると幸いです)

乗車券は、三田駅前の金券ショップで購入した株主優待券、550円也。
神鉄優待.jpg

合わせて、短区間乗車用に1000円のすずらんカードも購入して、三田駅から
公園都市線のウッディタウン中央駅まで乗車します。平日の昼下がりだけ
あって、車内は予想通りの空気輸送でした。車両はごく普通の2000系。
神鉄2000.jpgウッディ中央.jpg
この先への延長計画もあったようですが、今となっては永遠になさそうです。
ウッディタウン中央駅では、妙な無機質感と物寂しさを感じました。
神鉄では、多くの駅でいわゆる「駅集中管理システム」による都市型の
無人駅かが行われています。このため、改札前等にも一切人気がありません。
その上で、駅名票をはじめとする各種看板が極端に色あせていました。
「すさんだ駅」という印象をどうも受けてしまいます。
神鉄公園都市線の場合、敷設時からの見込み違い(JR新三田駅への流出)
という要素があったので、同情する余地はあるにしても「ちょっと」という感じです。

横山から鈴蘭台の3000系は旧型車というほどではない筈ですが、木目化粧板の
色あせが恐ろしく目立ちます。
阪急グループの内装に拘っても、メンテがこれではとただただ悲しくなりました。
能勢電や北急や北神に、こんな薄汚れた車両いないだろうなと。
途中ですれ違った5000系にしても、ずいぶん色褪せてるもんだなと。
1000系列(↓)となんとなく見た目が似ていることもあり、ついつい地元の塗装車
1300.jpg
小田急5200型を引き合いに出しますが、一旦大野総合車両所でも行って
メンテ方法でも研修して欲しいなと感じてしまう位に、どの車両も酷かったです。
実は、神鉄の車両の汚れが目立つのには理由があるようで、鋳鉄シューブレーキや
勾配が急なことによる発熱などもあるんだろうとは思いますが、車内は違うわけですし…

鈴蘭台から志染まで乗車した1300系列は、さらに最悪な印象しかありません。
ここで、さらに感じたことが一つありました。
4両のうち、粟生側の2両は一応白い化粧板が貼られており
それほど酷さは感じませんでしたが、後ろ2両は昔の病院かと突っ込み
たくなるような青色系の化粧板で、それが色褪せている状況でした。
ちなみに、先頭車が弱冷車・2両目が女性専用車(ほぼ終日)だったので
ここでは素直に汚れた3両目に乗りました。4両目は携帯電話オフ車両です。

ここでふと気づいたことですが、この電車、4両もあるのに
「ごく普通の車両」が実は3両目の1両しかついていないんですよね。
この車両が汚かった場合の印象は最悪のものになります。
私自身、消化不良感が残りました。
この会社、サービスとは何かを完全に履き違えた上で合理化まで進めて、
さらに自分の首を絞めているんじゃないかという印象で一杯です。
女性専用車は、地下鉄海岸線を見る限り県警の指導等のような気もしますので、
その点はともかくとしても(実際、このときもヤバ気な客いました)ね。

自分が沿線住民だったら、お金出してこれに乗るよりは神姫バスの
直行便を迷わず選ぶと思います。粟生線の存続運動は実際にありますが、
もし廃線になっても、「理解」するんじゃないかと思います。

金券屋で買った株主優待で乗ったただのヲタが、一端の株主みたいな
会社への意見をして申し訳ありませんが、正直な感想です。記事を書きつつ、更新をサボっていたためにお蔵入りになってました。
5月に乗車したときのものですが、今更ながらにアップします。

この手の更新、一回サボるとなかなか進まなくなるのが問題点です。
ペース配分には今後とも気をつけますので、よろしくお願いします。
posted by 常緑樹 at 20:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 株主優待券 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
地元ファンの当方も神鉄の車両のメインテナンスには少し残念に感じています。車両の塗装が剥がれた部分のみラッカーで上塗りしている車両によく乗車します。1500の旧塗装車など各車両10箇所以上ラッカーで修正しているものもあります。塗装の剥がれた部分のみ修正するのは末期の新潟交通を思い起こします。車内も1100などは近年リニューアルしたものもありますが3000・1300・1150などは特に傷みが目立ちますね。また、座席も破れた部分を整備係の方が糸と針で縫い合わすという涙ぐましい経費節減努力をされています。
早期に経営が安定することを願ってやまない次第です。
Posted by 関西 at 2010年08月29日 23:20
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