
高知市内の金券ショップで2950円で購入した、「トク割4枚回数券」になります。
県都間輸送が高速バスに押されているJR四国では、高速バス代金と
ほとんど変わらない割引乗車券類が発売されています。ちょうど、
JR九州の「2・4枚きっぷ」に近い形で設定されています。
有効期間が6ヶ月と異様に長いのも特徴です。
高松〜高知の場合自由席の正規料金が4760円のところ、4枚回数券の
場合には1枚あたり2900円となっています。
競合する?JR四国バスの運賃が片道3300円、往復6000円なので、妥当な価格設定です。
この自社ブループを含めた高速バスとの競争ですが、高松〜高知の場合には
鉄道側はほぼ惨敗といっていい状況になっているようです。
私自身は四国の高速道路は、坂出〜板野/井川池田〜美馬/大豊〜須崎
位しか運転したことがありませんが、どれも十分高規格な道でした。
特に、松山道と高知道はほぼ全線4車線のため、前の車の速度によって
詰まることもありません(徳島絡みは対面高速が2本なので、少し違います)
特に土佐山田以北のトンネル連続による規格を見る限り、鉄道が敵う余地は
一切なさそうだなと思うのも事実です。さらにというか、むしろバス以上に
この高速を走る自家用車もライバルです。
この前日も、高知〜大豊を乗っていましたが、同乗者がいたため100km弱/h
で左側車線を走っていたところ、他の車を追い越すことがほとんどなく、
ましてJR四国バスに快走で抜き去られた位でした。
この結果、土讃線系統の特急は岡山発着の「南風」に大部分が一本化
されており、高松〜高知を結ぶ特急は日に数える程度になっています。
対高松は、多度津or丸亀から快速「サンポート南風リレー」での乗継と
なっていますが…

これに乗ることになった日には、次回からバスを選ぶ客がむしろ増えそうです。
さてと、四国のJR窓口のスキルについてはこれまでにも散々愚痴って
きましたし、私は既に信用してませんが今回もやられてしまいました。
九州の指定料金券に似た形で、四国では「ザ席券」という企画乗車券+指のみ券で
一部の自由席用企画乗車券に追加料金で指定席乗車が可能になっています。
ただし、全ての企画乗車券で可能なわけではありません。
今回「トク割4枚回数券」を購入したのは実は偶然でして、当初は
高松まで高速バスを使ってみようかと考えていたので、この乗車券の
ルール等については下調べをしていませんでした。
前回の経験もあり、おそらくわざわざ指定席を用意しなくても
自由席で着席できるだろうとは思っていましたが、ブログ記事にしたい
という思惑で、この乗車券がザ席券対応だったら指定席にしようと
高知駅の窓口でちょっと聞いてみました。
私:ちょっとお伺いしたいのですが、この回数券は追加料金を払うことで
指定席に変更してもらえる乗車券でしょうか?
窓:いいえ。このきっぷは自由席用ですからできません。
自由席に乗ってください。
実はこの「トク割4枚回数券」には指定席用と自由席用があるため、
自由席用についてはアップできなくてもおかしくないと私も思って
いたため、「そうなのか」とそのまま引き下がりました。
ところが、その後公式サイトの駅コミを見てみると自由席用もどうやら
ザ席券による指定席車へのグレードアップが可能なようです。
係員が間違えたのか、公式サイトが間違えているのかをいちいち問い合わせる
気力もありませんが、このようなことがよく起こること自体が
会社としていったいどうなんよ、と言いたくもなります。
高知駅なだけに、準社員や契約社員じゃない可能性もあるので尚更です。
売れ線ではないかもしれませんが、比較的売れる切符でしょうに。
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