2008年05月18日

郊外のその先へ

郊外という空間の、さらに外側の話です。

郊外論の話は、大学時代の専攻にきわめて近く、持論やファスト風土論等を
書き出すと鉄道系ブログの範疇を越えてしまいそうなので今回は大幅に端折りますが、
都市外縁部の郊外住宅地の境界線の向こうには何があるのか、そんな話です。

大阪の郊外住宅地として、南側の大規模なものに南海が開発した林間田園都市(橋本市)があります。
和歌山県で大阪通勤圏とされている市は橋本市のみ、「大阪の果て」とも云えます。

rinkandenentoshi.jpg人口6万人台の都市で、丘の上にニュータウンが完成、
南海不動産の部分だけで12000人が住む、
関東だと印西市あたりのイメージでしょうか。
「バブル期迄の郊外住宅地」であって、近年の都心回帰指向や住民の高齢化傾向によって、全体的にはやや衰退気味です。
林間田園都市駅前の西友跡地が、医療モール化してたり。
↑西友の跡地です。スクールの他は医療系ばかり…

一方で、南海が今でも開発し続けている地域として「あやの台」があります。
HPはこちら。林間田園都市の歴史なんかも見られます。

ayanodai.jpg人口が横ばいに転じ、子供の数が減少する橋本市において唯一両者ともに増え続けている地区だそうです。
このエリアでは、最後の新興住宅地になるのかもしれません。
ごく普通の郊外の景観が、画像のように続きます。
ただし、画像奥の平野部分はすでに「昔からの集落」です。
ここには、林間田園都市とは全く関係のない、従来の農村的な集落があり、
そこを和歌山線が東西方向に走っていて、今回紹介する隅田駅があります。
この間の距離はわずか1キロ程度であり、彩の台から見れば林間田園都市
よりもよほど近いですが、風景的な連担はほとんどありません。
(生活としては、ニュータウンの大型店への集落住民の買出しとか、
ニュータウンの中学生の従来からの学校への通学とかあるでしょうけど)




071208suda_kokawa.jpg画像は隅田駅の食券型券売機で発行されたレシート状の近距離券です。
もちろん、自動改札には非対応です。
このタイプの券売機は和歌山支社においてよく見られます。
券売機の中でもきわめて簡易的なもので、ボタン数も12個程度、
650円区間までしか発券できないという制限があります。
(乗車券画像、解析度に難があるのでのちほど差し替えます。)



隅田駅(和歌山県橋本市)
suda.jpg


郊外話のついでに言うと、和歌山県最後の駅です。
東隣の大和二見駅は奈良県五條市になります。
(五條もまた、大阪の限界に近い郊外として有名な所ではあります)

あまりいい写真じゃないのですが、実はこれ一枚しか撮っていません。
彩の台から駅までは約1キロ程度、しかも下り坂だったので
20分見ておけば余裕と踏んでいたのですが、道に迷いました。
踏み切りの音が鳴る中全力疾走で実乗用の切符だけ購入し、
ホームで何とか取ったのがこの写真です。

これでは、雰囲気が伝わらないでしょうから、隅田駅についての
さまざまな画像が見られるサイト、隅田駅周辺評論家様を紹介しておきます。
駅舎画像や、上のレシート券を出す券売機の画像等もあります。

彩の台とその周辺環境を調べているうちに隅田駅の存在を知り、
このホームページで紹介されている鄙びた駅を見て惹かれました。
こちらのHPを見なければ、訪問はしなかったと思います。
posted by 常緑樹 at 23:31| Comment(3) | TrackBack(0) | 券売機 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この券売機は本当に無札客を減らすためだけに作られたような券売機でなかなか面白いのですが、広島地区に自動改札が入った影響で地元では近場から消えてしまいました。
岩徳線の柱野駅で購入した券には自動改札云々の文字が含まれていませんでした。

私は旅先ではできるだけ公共交通機関を利用するようにしていますが、その理由は土地勘がない場所で歩くと迷ってしまいそうなので…。歩く時は出来るだけ地図をプリントアウトしたり、頭に叩き込んで出かけるようにしていますが、迷ってしまったら地図も役に立たないことも多いですね。
Posted by (4-タ) at 2008年05月19日 00:44
>4-タ様
自動改札あるのにこの券売機を使う和歌山支社は一体…

「無札客を減らすためだけに」、きわめて的確な表現だと思います。
この券売機で気になることなのですが、隅田や隣の下兵庫だと、販売最高金額が650円では大多数の列車の終点で、かつ県庁所在地の和歌山駅までも届かないという…

私が乗ったときは、橋本鉄道部による検札が橋本〜中飯降間であったので精算は可能でしたが、
和歌山線の流動を見ている限り長距離流動が全く無いようには見えないだけにこの設定は謎です。
Posted by 常緑樹 at 2008年05月19日 22:21
先月、隅田駅に訪問したんですが、隅田駅の券売機はタッチパネル式のものに変わっていましたよ。この券売機は自動改札機を通れる(通れた)乗車券が出てきます。買える距離も増えたみたいですよ。

また、駅舎には地元の中学校の絵が描かれていました。
Posted by Takuya at 2011年12月18日 19:45
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